会長挨拶
▷ ページを更新する学術集会開催にあたって

このたび第36回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会を2026年11月27日(金),28日(土)の2日間,パシフィコ横浜(会議センター)において開催させていただくことになりました.本学会が同会場で開催されるのは,蝶名林直彦先生が会長をつとめられた第26回以来,10年ぶりとなります.パシフィコ横浜はアクセスもよく,周辺はグルメスポットや観光名所に囲まれていますので,お楽しみいただけるものと思います.
会場は神奈川県ですが,副会長(青木康弘先生,金﨑雅史先生)と事務局のメンバーはオール埼玉です.青木先生は深谷市のプラーナクリニック院長として地域医療に貢献しながら,呼吸器関連の多数の学会で要職をつとめられています.金﨑先生は川越市の東京国際大学から「息切れ」に関する多くの世界的研究を報告されています.
学術集会のテーマは,「呼吸ケア・リハビリテーション―アンメットニーズへの挑戦―」としました.本学会は,すべての呼吸器疾患患者の急性期から慢性期までの呼吸管理,呼吸ケア,リハビリテーションに加え,患者自身の生涯にわたるセルフマネジメント支援を目標とし,多職種によるトータルマネジメントを目指す学会として,すばらしい成果を上げてきました.一方で,支援を必要とするすべての患者がその恩恵を受けられていない現状もあり,また,その有用性が十分には証明できていない領域も少なくないと思います.
今回は,プログラム委員の先生方の要望を最大限に生かし,呼吸器診療に従事する者であれば,誰もが参加したいと思うテーマを可能な限り網羅いたしました.一般演題も332題と多くの発表が予定されています.オランダからお招きするMartijn Spruit先生には,招請講演に加え,特別企画にもご参加いただけるため,貴重な交流の機会になると思います.また,COPD, 間質性肺疾患などの主要なテーマに加え,NTMを含む気管支拡張症,肺高血圧をはじめとした心疾患合併症例,サルコペニア・フレイルと関連した栄養療法,AIを含むIT利用などに力点をおいた内容となっています.さらに,呼吸リハビリテーションにおける最新のエビデンスとそれを導くためのレジストリー研究など,EBMへの貢献をサポートするプログラムもございます.一方で,プライマリケアを含め,多職種連携による個々の患者への対応を中心に据えたリアルワールドでの取組みとその成果につきましても,シームレスな医療の提供という課題を念頭に,多数のセッションを企画しております.呼吸ケア指導士を中心としたワールドカフェでは,会員相互の親睦と交流を深めていただければと思います.
開催形態は,現地開催およびオンデマンド配信となります.大勢の方々に会場参加していただき,相互に意見交換を行うことで,新たなアイデアが生まれ,アンメットニーズが満たされてゆくものと思います.また,オンデマンド配信は現地参加者にとっても,参加できない方々にとっても,貴重なチャンスになるものと思います.皆様方にとって,充実した学術集会となるよう,事務局一同,全力で準備しております.横浜でお会いできることを楽しみにしております.




